トルコの民族楽器。
「サズ」は合奏を意味するので、本来は「バーラマ」が正式名称だが、日本では通常「サズ」と言ったらこの楽器を指す事が多い。
なお、ロングネックの「ウズンサプ・バーラマ」とショートネックの「クササプ・バーラマ」の大きく2種類がある。写真の楽器は、クササプ。
トルコの音楽では微分音が使用されるため、フレットはギターのように半音ずつではなく、もっと細かく並んでいる。フレットは細いナイロンが巻かれている。




調弦(チューニング)
バーラマ・サズは通常7弦3コース。1コースのみ3弦となる。
また、1コースは巻き弦を含んだオクターブチューニングのケースと、巻き弦を含まないユニゾンのケースがある。以下の調弦は、1コースに巻き弦を1本含んだ場合のもの。

サイズ
全長: 約105cm
弦長: 約73cm
※クササプのサイズ
その他
写真の楽器の弦のゲージ(mm)は、7弦より以下の通り。
0.429(巻き弦)
0.201
0.301
0.299
0.432(巻き弦)
0.201
0.203
上記より、1コースと3コースは同じゲージの弦が使用されているように見える。
なお、上記は使用後のゲージであり、新品時のゲージ出ないことに注意。