リラ・マンドリン(lira mandolin) とも呼ばれる。
マンドリンとリラを掛け合わせたような楽器だが、マンドリンを基本としており、奏法等もマンドリンと同じ。
写真の楽器は1896年製、ニコラ・カラーチェ(Nicola Calace)の手によるもの。

両側に伸びる手のような部分は空洞で、ボディの容積を確保することでマンドリンと異なる響きを出せるようにしている。ただ、ハイフレット付近ではこの部分が邪魔となり、少し弾きにくい。

右側に伸びる部分の先っぽの装飾は、この楽器では欠損してしまっている。
ネックと両手をつないでいるのは、金属の棒。簡単に外れる。

マンドリンとの大きな違いは、ボディ裏側がこのように円形になっている事。

当時のオリジナルと思われるペグが、回す方向が現代のペグと逆向きになっている。



弦を取り付ける部分。この楽器は二つほど欠損してしまっている。

本来ネックと両手は平行になるものと思うが、この楽器は経年による変化等により、ネックがかなり前傾してしまっている。
マンドリラを市場でみつけるのは困難だが、浜松の楽器博物館等で展示されているものを見ることができる。
サイズ
弦長:約33.2mm
全長:約62cm
弦長はマンドリンより少し短めに見えるが、恐らくネックの前傾によるものかと思われる。
調弦(チューニング)
チューニングは、マンドリンと同じ。(なのでバイオリンとも同じ)
以下、左より4~1コース。

弦について
弦はマンドリン用のものが使用可能。
