バグラマ(Baglama)

ギリシャのブズーキの小型版。
トルコのサズの「バーラマ」と語源は同じだが、サズは大きいサイズがバーラマと呼ばれるのに対し、ブズーキは小さいものが「バグラマ」と呼ばれる。

以下のサイトによると、ブズーキや音楽が禁止されたころに、隠すのに丁度よいように小さいサイズで作ったのが始まりだとか。以後、現代ギリシャの大衆音楽、レベティカ(またはレベティコ)の重要な楽器として発展したのだとか。

https://www.bouzoukispot.com/samgard/#baglamatuning

かなり小さいボディのため、音はやはりキンキンしがち。

チューニング

左より、6~1弦。
6弦3コースで、3コースはオクターブ違いにチューニングする。

サイズ

全長:約54cm
弦長:約34.3cm

その他

写真の楽器に、入手時に張ってあった弦のゲージ(mm)は以下の通り。
6弦(3コース):0.541(ワウンド弦)
5弦(3コース):0.257
4弦(2コース):0.326
3弦(2コース):0.333
2弦(1コース):0.254
1弦(1コース):0.257
上記は使用後のゲージであり、新品時のゲージでないことに注意。